日本代表キャプテンが若手イレブンに猛ゲキを飛ばした。

 ロシアW杯アジア最終予選タイ戦(6日、バンコク)では、欧州でプレーするFW原口元気(25=ヘルタ)とFW浅野拓磨(21=シュツットガルト)の若手ストライカーがゴール。主将を務めるMF長谷部誠(32=Eフランクフルト)は「若い選手2人が点を取ったのは大きい。最終予選は若い力が必要になるから」と活躍をたたえた。中でもJ1浦和の後輩にあたる原口については「粗削りな面はあるけど、気持ちも、やる気もある。(チーム内のポジション)競争を激しくしてくれる」と評価した。

 一方で、若手の振る舞いには不満があるという。「今の若手選手は、おとなしい。内に秘めているのかもしれないけど…。(2010年南アフリカW杯で日本代表を指揮した)岡田(武史=60、日本サッカー協会副会長)さんのとき、代表に入ったときには自分が中心でやっていこうと、気持ちを持ってやっていた。なので、秘めているものをもっと出してほしい」と注文を付けた。

 自身もミスはあったものの、最後までイレブンに指示を出しながらチームをまとめ上げた。長谷部の言うように、厳しいW杯予選を勝ち抜くためには、大きなパワーを秘める若手選手の台頭が必要だ。

原口、浅野のゴールをもう一度! 日本―タイ戦ハイライト動画