ロシアW杯南米予選コロンビア戦(6日=日本時間7日、マナウス)に臨むブラジルのエースFWネイマール(24=バルセロナ)に不気味な“宣戦布告”が届いた。

 予選5位と低迷するブラジルは、ホームで落とせない一戦となるが、ネイマールにとってはリオ五輪金メダル獲得後の“凱旋試合”。練習には連日1万人超のサポーターが集まるなど、注目度も高まっている。そうしたなか、スペイン紙「スポルト」によると、コロンビアのDFセバスティアン・ぺレス(23)が王国のエースに対しこう発言をしたという。

「ネイマールが世界でも優れた選手の一人と知っているが、ボールを常に持ちたいがために多くのトラブルの原因になっていると考える。我々は必要となればピッチで戦わないといけない。チームにはボールを奪う際にハードタックルする選手がおり、ときに引き金になることもある」

 2014年ブラジルW杯準々決勝でコロンビアと対戦した際、ネイマールはDFフアン・スニガ(30)から強烈なヒザ蹴りを受けて腰椎を骨折し、戦線離脱。エースを欠いたブラジルも母国開催で優勝を逃した。それ以降、両国の対戦はいつも波乱含み。ペレスは再び“衝突”の可能性を示唆することで相手エースを挑発したわけだ。

 コロンビアDFジェイソン・ムリージョ(24)も「試合ではどうしようもないことが起きることもある。ルールに従って試合をしなければならないが、それが不可能なときもある」と話しており、早くも不穏なムードが漂っている。