【リオ五輪】“最後のOA枠”FW興梠の深刻な現状

2016年06月23日 16時30分

10戦ノーゴールの興梠だが…

 リオ五輪OA問題の渦中にあるJ1浦和のFW興梠慎三(29)が“ゴール欠乏症”に陥っている。22日のFC東京戦では日本代表DF槙野智章(29)の2ゴールをアシスト。リードされた展開から3―2の逆転勝利に貢献した。

 試合後には「僕の仕事はゴールを決めることだけど、前線で体を張るのも仕事。アシストで最低限の仕事はできた」と安堵したが、自身はアジアチャンピオンズリーグを含めて10戦ノーゴールで、ストライカーとしては鳴りを潜めている。

 手倉森ジャパンでは先日内定が発表されたDF藤春広輝(27=G大阪)、DF塩谷司(27=広島)に続くOA最後の1枠の最有力候補。ケガで離脱したFW鈴木武蔵(22=新潟)やFW中島翔哉(21=FC東京)が戦線復帰する中で、手倉森監督が「(回答を)待っている状況」と興梠を熱望するのは当然ながら得点力アップへの期待だ。

 それだけにサッカー関係者の間では、OAのプレッシャーやチームの不振の影響を理解しつつも「手倉森監督のためにも、OA決定前にゴールは決めておかないと…」と懸念する声もささやかれている。

 この日視察に訪れた霜田正浩ナショナルチームダイレクター(49)は「返事待ちです。変わりません」と話し、浦和からの正式な回答はないまま。クラブの決断次第で、五輪メンバー発表(7月1日)の前に内定の可能性もある。25日の神戸戦(埼スタ)では周囲の雑音をかき消すゴールで指揮官を安心させたいところだが…。