サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)が9日、欧州選手権(10日開幕、フランス)を視察するため成田空港からパリへ向けて出発した。

 リオデジャネイロ五輪に出場するU—23日本代表のオーバーエージ(OA)枠の人選が注目される中、A代表とのすみ分けに関して手倉森監督(48)と会談を重ねたハリルホジッチ監督。「OAに関してかなり話した。しっかり仕事をできるようにサポートするだけだ。最後は手倉森監督が決めればいい」と改めて見解を示した。

 そして「MF遠藤(航=23、浦和)、FW浅野(拓磨=21、広島)、MF大島(遼太=23、川崎)、DF植田(直通=21、鹿島)はA代表の候補でもある」と招集経験のある選手の名を挙げて「五輪は国際経験を積むのに最適だ。そこでいいプレーを見せればA代表に呼ぶ」とハッパをかけた。リオの舞台で活躍すれば9月から始まるロシアW杯最終予選に即抜てきする構えだ。