前園氏「浅野A代表での経験はリオ五輪へ最高の強化」

2016年06月07日 16時00分

ボール回しをする(左)から遠藤、浅野、小林祐

【前園真聖「ゾノの焦点」】A代表に昇格したU―23日本代表FW浅野拓磨(21=広島)がキリンカップのブルガリア戦で好プレーを見せました。サッカー界では、8月のリオ五輪に臨むU―23代表とA代表のかけ持ちに「負傷のリスクが高い」と、快足FWの体調面を懸念する声が出ています。

 

 実際に今大会直前まではU―23代表として、フランスで行われたトゥーロン国際大会にも出場していました。五輪本番に備えて手倉森ジャパンに「専念させるべき」という考えも理解できます。しかし、ハリルジャパンで経験を積ませるメリットも計り知れないものがあります。

 

 五輪世代の選手は世界大会に縁がなく、国際経験が少し不足しているので、フル代表の激しさや厳しさをピッチ内外で体感すれば、心身両面でたくましくなれます。浅野のモチべーションアップにもつながりますし、途中出場した初戦で強引にPKキッカーを務めたのも成長の証しでしょう。

 

 もちろん浅野だけではなく、U―23代表キャプテンのMF遠藤航(23=浦和)にも同じことが言えます。五輪で攻守の要となる2人が世界トップのFW本田やMF香川らと接してレベルアップできれば、リオ五輪本番に向けた最高の強化になるはずです。(元日本代表MF)