ハリルジャパンに“アモーレ旋風”が巻き起こっている。キリンカップ決勝戦(7日、大阪・吹田)で日本代表はバヒド・ハリルホジッチ監督(64)の母国ボスニア・ヘルツェゴビナと対戦。DF長友佑都(29=インテル)が女優の平愛梨(31)との熱愛を宣言し、チームは祝福ムード一色だが、独身貴族も多いだけに「アモーレ」の女優人脈を狙った“長友詣で”が加速しそうだ。

 長友は2日の練習後に「真剣に付き合っています。僕のアモーレ(愛する人)です」と平との交際を認めた。隠すことなく堂々と宣言したことが好感を呼び、一気にブームにまで拡大した。今や流行語大賞候補に挙がるほど「アモーレ」が日本中の注目を集めている。

 日本代表チーム内でも人気女優と交際する長友への反響は大きい。イレブンはあえて動画投稿サイトに「アモーレ!」と叫ぶ姿をアップして祝福。3日のブルガリア戦で長友のアシストからヘディング弾を決めた、盟友のMF香川真司(27=ドルトムント)も「素晴らしいアモーレ(アシスト?)をくれた」とイジり倒している。

 一方でアモーレ旋風は、ハリルジャパンの独身貴族たちにとっても朗報だ。かつてタレントの水沢アリー(25)とも交際し、プレーボーイとして知られるDF槙野智章(29=浦和)は長友について「もう学んでばっかりですよ。私生活の面でも…」と、美人女優をゲットした同僚のプライベートに興味津々だ。

 もちろん、MF大島僚太(23=川崎)やFW浅野ら独身のリオ五輪世代にとっても、長友はあこがれの的。既婚者のGK西川周作(29=浦和)は「そうですね。そういう部分では楽しく、ピッチでは厳しくやっていければ」と、アモーレ旋風が若手の大きな励みになっていると歓迎した。

 おまけに、独身貴族の一人、香川が以前から「(女優の)長澤まさみに会いたい」と公言しているように、一部の代表選手たちは豊富な人脈を持つ左サイドバックに、芸能人を紹介してもらおうと画策している模様。ちょうどオフに突入することもあって、独身イレブンによる“長友包囲網”が展開されそうだ。

 日本代表はキリンカップを終えると、9月から始まるロシアW杯アジア最終予選に臨む。西川は「(雰囲気は)全然悪くない。和気あいあいという感じ」。強豪国との対戦を前にイレブンの結束力は高まっており、“アモーレ効果”は絶大だ。