【キリン杯】先制弾の岡崎を爆買い中国が狙う

2016年06月04日 16時00分

先制点を挙げた岡崎にチャイナマネーも熱視線

 ミラクルV戦士に爆買い中国が熱視線だ。キリンカップ1回戦(3日、愛知・豊田)に臨んだハリルジャパンはFW岡崎慎司(30=レスター)の先制弾をきっかけにゴールラッシュを見せ、7―2で大勝した。疲労により本調子ではない中でも貫禄を見せた“侍ストライカー”には、サッカー界への進出が相次ぐ中国の金満企業が照準を合わせている。ついには、あの名門ビッグクラブが獲得に動きだしそうだ。

 

 これが“世界のオカザキ”だ。前半4分、MF柏木陽介(28=浦和)のパスに絶妙のタイミングでゴール前へ抜け出し、ヘッドでゴールに突き刺した。「良いタイミングで出ていけた。あそこに出してくれるのが、自分の持ち味を発揮できる」と自画自賛。チームに勢いをもたらし、大量7得点の爆勝へと導いた。

 

 リーグ戦の激闘に加えてシーズン終了後の優勝旅行など過密日程が続いた。日本代表合宿に合流した当初は「試合に出るか出ないか分からないくらいだった」と話すほどコンディションは良くなかった。そんな中でもきっちりと状態を合わせて得点するのだから、さすがというほかない。

 

 強烈な存在感を放つ岡崎に熱い視線を送っているのが中国だ。「もともと中国ではプレミア熱がすさまじい。今季劇的な優勝を遂げたレスターは中国のサッカー界でも話題の中心で、特にアジア人の岡崎に対する注目度は高い。チャイナマネーが(岡崎を)狙う動きは出てきそうだ」とは在京Jクラブ関係者。

 

 中国ではイングランド・プレミアリーグの人気が高く、今季のミラクル優勝で岡崎の知名度もうなぎ上り。世界最高峰リーグで同じアジア人が奮闘する姿が中国サッカーファンの間でも話題沸騰中だけに、中国企業も知名度の高い岡崎に注目している。中でも関心を高めているのは中国資本の欧州クラブだ。

 

 中国企業は近年、積極的に欧州クラブを買収しており、5月にはレコン・グループがイングランドの古豪アストンビラ(来季2部降格)を買収したばかり。さらに長友の所属するインテル(イタリア)が中国にもクラブを持つ家電小売り大手の蘇寧、グラナダ(スペイン)もデスポーツ・グループとそれぞれクラブ売却の交渉が進んでいる。

 

 さらに同関係者は「それこそACミラン(イタリア)が、このまま中国資本になったら岡崎の獲得に動く可能性が出てくる」。現在ミランはアリババや百度を中心とした中国企業グループへの売却交渉を進めるが、実現した場合にはクラブ再建と中国市場のマーケティングの目玉として岡崎獲得に乗り出すという。

 

“爆買い”のターゲットとなっている岡崎。来季は欧州チャンピオンズリーグ(CL)参戦を控えるが、盟友のFW本田圭佑(29=ACミラン)と電撃的にタッグを組む日が来るかもしれない。