日本代表DF長友佑都(29=インテル)が19日、イタリアでのシーズンを終えて帰国した。

 成田空港で取材に応じた長友は「前半戦は谷底だった。本当に崖っぷちで、僕がレギュラーを取り返すとは誰も思っていなかったんじゃないか。2歳の僕の甥っ子くらいじゃないですか、信じていたのは」と一時は構想外となりかけた苦境をはね返して復活したシーズンを充実した表情で振り返った。

 そして、盟友のFW岡崎慎司(30=レスター)がイングランド・プレミアリーグでミラクルVを果たしたことにも言及。「誰もレスターが優勝するとは思っていない中、奇跡と言われているけど、オカが日本人としてプレミアで優勝したことはすごい」と刺激を受けているという。優勝決定後に連絡を取り合ったといい「オカとはLINEでやり取りした。とにかくすごいとしか言いようがなかった。サッカー選手としてはプレミア優勝は誰もが憧れる。そこにはオカのありえないくらいの努力があったはず」と世界を震かんさせた偉業に感心しきり。そして「代表でもがんばろうという話はした」と6月のキリンカップ(3日=豊田、7日=吹田)に向けて必勝を誓っていた。