カズにブラジル時代の盟友が緊急エール

2012年11月03日 16時00分

 フットサルW杯を戦っている日本代表のFP(フィールドプレーヤー)三浦知良(45=J2横浜FC)に緊急エールが送られた。ブラジル時代に“ルームメート”だった元清水MF三渡洲アデミール氏(44=イカイサッカー部監督)が、カズがフットサルに取り組んだ30年前のエピソードを披露。また同W杯で活躍するための“勝負曲”としてカズに「チェッカーズ」を聴くことを勧めた。

 

 高校を中退し、15歳でブラジルに渡ったカズはジュベントス(ユースチーム)に所属。チームメートだった三渡洲氏によれば、入団当初のカズはかなり苦悩していたという。

 

 プロ予備軍のチームでしのぎを削る中、たった一人の日本人は格下扱い。パフォーマンスは低調で、ポルトガル語も十分に理解できずに孤立した。「ホームシックにかかっていたんです」(三渡洲氏)。このままでは「プロになれない」と言われたが、フットサルがカズを救った。

 

 11人制のサッカーと並行し、夜間は5人制のフットサルチームに所属。約2年間、テクニックを磨いた。特に、現在でもカズが得意技とする「シザース」(ボールを両足で交互にまたぐフェイント)を習得すると、サッカーも急成長。ジュベントスで頭角を現し始めた。

 

 また、右利きのカズがフットサルで左足も強化したことで「ブラジル人の動きは速いけど、キープなら負けない。ボクは両足を使えるから」と話すようになったという。「フットサルでカズは変わった。見ていても、自信がついたのが分かった」。三渡洲氏は、カズが後にブラジルで成功を収める原点となったと振り返った。

 

 そんなカズが30年ぶりにフットサルへ本格参戦。しかも舞台はW杯だ。三渡洲氏は「あの時もフットサルをやったことでカズのモチベーションが上がった。今回も、サッカーでも(復活する)チャンスになる。タイでもチェッカーズを歌って、2人でノリノリで踊った時のことを思い出して!」とエールを送った。

 

 カズがフットサルに取り組んだ時期、三渡洲氏はサンパウロ市内で一人暮らしをしていたカズのアパートを訪れ、2人でホウキをギターに見立てチェッカーズやC―C―Bを歌った。その“勝負曲”を試合前に聴けば、カズも活躍できるはず。三渡洲氏はキングの活躍を願っている。

 

 

 

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