サッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選第4戦は7日、大阪・キンチョウスタジアムなどで行われ、日本代表「なでしこジャパン」はベトナムに6―1と勝利し、今大会初白星を挙げた。

 試合前にリオ五輪出場権獲得の可能性が消滅した日本。士気の低下は著しく、序盤は格下のベトナムに苦戦を強いられる。

 前半39分にFW岩渕真奈(22=バイエルン)のゴールで先制するも、直後の同40分にDF岩清水梓(29=日テレ)がペナルティーエリア内で痛恨のファウルを犯してPKを献上。これを決められてまさかの同点に追いつかれる。

 これでようやく目が覚めたのか、同45分にFW大野忍(32=INAC神戸)が勝ち越しゴールを挙げると、後半に入って怒とうのゴールラッシュを見せる。FW川澄奈穂美(30=INAC神戸)を始め4得点を追加。6―1で圧勝し、元世界女王の意地を見せた。