J1柏に期限付き移籍で復帰した元日本代表FW田中順也(28)が8日、チーム練習に合流した。

 2014年にポルトガル1部の強豪スポルティングに移籍。契約破棄時の違約金が83億円という破格の設定で注目されたが、思うような活躍はできずじまいで、1年目こそ公式戦7得点と結果を出したものの、今季は出場機会が激減して古巣復帰を決断した。

 前回在籍時には得点を量産し、チームをリーグ制覇やクラブW杯出場に導いたストライカーは「尋常じゃない身体能力の選手とやっていた。プレスの質とか球際の強さとか“少し違うな”と思ってもらえるようにやりたい」と海外挑戦の収穫を口にした。昨季公式戦11ゴールのFW工藤壮人(25=バンクーバー・ホワイトキャップス)が退団。その穴を埋めて余りある点取り屋が帰ってきた。