【サッカー担当記者】
サッカー担当記者:U―23日本代表がリオ五輪出場を決め、次はなでしこジャパンの出番ですね。29日に大阪で開幕するリオ五輪アジア最終予選が迫ってきました。
デスク:昨年のカナダ女子W杯準優勝だし、国際サッカー連盟(FIFA)ランキングでアジア最高の4位。しかも今回はホーム開催だから予選突破は楽勝だろう。
記者:いえいえ。楽観はできません。10日間で5試合という超過密日程に加え、出場枠は男子より少ない「2」しかありませんからね。それに気になる材料もあります。
デスク:昨年引退した澤穂希さん(37)がつけていた“背番号10”の後継者問題だろ?
記者:佐々木則夫監督(57)は空き番となる10番について「キャラの強い人が冗談で(つけたいと)言ってきますね」とし、本命選手からも「(アピールが)ないことはない」と水面下での争奪戦を示唆してました。
デスク:これまでの実績を考えると、MF宮間あや(31=岡山湯郷)、FW大儀見優季(28=フランクフルト)、MF阪口夢穂(28=日テレ)ってところかな。
記者:それが、佐々木監督は「新しいタイプの10番でもいいし、長くつけ続けてほしい」と話しています。
デスク:そうなると昨年のW杯で活躍したFW岩渕真奈(22=バイエルン・ミュンヘン)の可能性もあるか。でも若い選手になると、重圧で潰れてしまうかもな。それにベテラン勢の反発も懸念されそうだし。
記者:チームの顔となる10番は指揮官だけでなく、代表オフィシャルサプライヤーであるアディダス・ジャパン社の意向も考慮しなければなりません。果たして、どうなることやら…。