U-23主将の遠藤航に本田が海外移籍のススメ

2016年01月30日 16時00分

【カタール・ドーハ29日(日本時間30日)発】リオデジャネイロ五輪出場を決めたU―23日本代表のキャプテンMF遠藤航(22=浦和)が、ハリルジャパンのエースFW本田圭佑(29=ACミラン)から海外移籍を勧められていることがわかった。昨年A代表で初めてともに戦った際に、その必要性を説かれたという。遠藤は“エースの教え”を実現させるためにリオ五輪での活躍を誓った。

 

 遠藤は持ち前のキャプテンシーを発揮して、リオ五輪出場権獲得に大きく貢献した。29日は、翌日に控えた韓国とのU―23アジア選手権(リオ五輪アジア最終予選)決勝へ向けて最後の調整。「優勝して五輪に行くだけ。最後にいい結果を残して日本に帰りたい。守備はこのまま続けていけばいいし、攻撃面はカウンターだけでなく、ボールを動かして相手のスキをついていくところも出せれば」と語った。

 

 昨年9月に海外組も含めたA代表に初めて選出され、本田と話す機会を得た。このときは、国際舞台での経験談などを伝え聞かされ、次世代のA代表の柱としての“帝王学”を叩き込まれた。

 

 しかも、本田からの助言はこれだけではなかった。「早く海外に行ったほうがいい。(当時所属の)湘南から海外に行け」と海外移籍の必要性を熱く説かれたという。本田自身が2008年にオランダのVVV移籍をきっかけに急成長し、A代表の大黒柱として君臨するまでになった。遠藤にも同じ道を歩んでほしい…というわけだ。

 

 かねて遠藤は「(イングランド)プレミアリーグは最終的に行きたいというのが目標かなと思う」と語っており、本田の教えに異論はない。実現のためには、まず新天地・浦和での定位置確保から始まり、狭き門となる18人のリオ五輪メンバー入りを果たす必要がある。さらに世界が注目する五輪の舞台で、欧州クラブのスカウトの目に留まるようなプレーを披露するしかない。遠藤も「五輪に出れば、いろいろな可能性が広がると思う」と意気込んでいる。

 

 ベスト4入りした12年ロンドン五輪後には、スピードで世界を驚かせたFW永井謙佑(26=名古屋)がベルギーのスタンダールに移籍した。名門ACミラン(イタリア)の10番から期待される遠藤なら、リオ五輪での活躍次第では、ビッグクラブ移籍も勝ち取れるかもしれない。