【リオ五輪アジア最終予選】大仁会長が明かした意外な重圧

2016年01月26日 11時00分

 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねるU―23アジア選手権準決勝(26日)で、日本はイラクに勝てば五輪出場が決まる。手倉森ジャパンを激励するため現地入りする日本サッカー協会の大仁邦弥会長(71)が予想外の“重圧”を告白した。

 1996年アトランタ五輪から続く6大会連続出場に向け「何としてもリオ五輪の出場権をつかんでほしい」と力強く話した一方で「いつも(大事な試合に)会長が来るというだけで何かを期待されてしまう。それはちょっとね…」と困惑気味に話した。

 これまでも協会トップは各代表チームの重要な試合でイレブンの奮闘をねぎらってきたが、その席で求められるのは常に“ご褒美”だという。大仁会長は「かつて、なでしこ(ジャパン)だったけど、その場の勢いでつい『(特別)ボーナスを出す』と言ってしまって…。大変だった」。

 各代表チームは選手とスタッフを合わせれば約30人の編成とあって金額も莫大となる。歓喜するチームの雰囲気に流されて確約しても、財源の確保をしていなかったこともある。最終的には他の部門の予算を削って費用を捻出したが、少なからず非難を浴びたようだ。

 大仁会長は手倉森ジャパンの特別ボーナスについて「いやいや。規定通り。報奨金も決まっていますから」と話し、最終予選1勝で1人30万円(引き分けは半額)、予選突破ボーナス300万円(金額はいずれも推定)以外の支払いは現時点で考えていない。

 準決勝で五輪出場を勝ち取れば、歓喜するイレブンからの過大なボーナス要求を受けるのは間違いない。果たして大仁会長は、この圧力から逃げ切れるのか。