武田氏「イラン戦ではセットプレーに勝機」

2016年01月22日 10時00分

【武田修宏の直言!!】リオ五輪アジア最終予選の準々決勝でイランに勝たないと五輪出場権にはたどりつけない。3戦全勝で1次リーグ突破を喜んでいる選手が仮に一人でもいたら、痛い目にあうんじゃないかな。まだ何も成し遂げていないんだからね。最後まで気持ちを緩めないことが出場権獲得の最低条件だよ。

 

 決勝トーナメントは、1次リーグの戦いとはまったく違ったものになるでしょう。互いに3試合を戦って、チームや選手の特徴について研究を重ね、手の内を知り尽くしている。だからこそ攻守両面でリスクを冒さずにバランスを取らないといけないし、ミスは厳禁。致命傷になりかねないからね。

 

 イランは最終ラインを高くしてコンパクトな陣形で戦っているけど、日本に速い選手がいるのは相手もわかっているからDFラインの変更も想定しないといけない。日本戦ではゴール前を固めて、カウンターやロングボールでくる可能性もあるよね。まずは相手の出方を見極めるべきかな。

 

 日本が確実に勝つためには、やっぱり先制点でしょう。心理的に優位に立てる一方、相手にプレッシャーを与えられる。ただ相手も簡単にはゴールを割らせてくれない。そこでポイントになるのはCKやFKなどのセットプレー。大会前にも言ったけど、ゴール前に直接ボールを上げられる貴重な機会だからね。

 

 いろいろなトリックプレーも考えていると思うけど、落ち着いて確実に決めてほしい。負けは許されないし、ここからは内容うんぬんではなくて結果しかいらない。この先も勝ち続けるために勝利に貪欲な姿勢を求めたいね。

 

 ☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。

 

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