J1名古屋退団の闘莉王 最後は母国ブラジルでプレー?

2016年01月11日 10時00分

 サッカー元日本代表のDF田中マルクス闘莉王(34)が、所属するJ1名古屋を退団する。9日にクラブが発表した。推定年俸1億5000万円から5000万円への大幅ダウン提示に加えて、改革に乗り出すチームへの影響を考慮し、契約を更新しない決断を下した。

 闘莉王は9日、クラブを通じ「ブラジルに帰ってゆっくり考える時間を持ち、私自身が変わらなければいけないという想いに達しました」(一部抜粋、原文のまま)とコメントした。

 ブラジル出身の日系3世で1998年に渋谷幕張高(千葉)へ留学のために来日。2001年にJ1広島と契約し、03年には日本国籍を取得した。水戸、浦和を経て10年に名古屋入り。日本代表にも選出されて国際Aマッチ43試合8得点で10年南アフリカW杯にも出場するなど、世界を舞台に活躍した。

 注目される今後の去就については現在母国で思案中。すでにJ3鳥取からオファーを受けているが、ブラジルで事業を行うために現役引退の可能性もあるという。近日中に明らかにすると見られているが、公認資格を持つ選手代理人はブラジルクラブへ移籍する選択肢があると指摘した。

「海外でプレーしたブラジル人は辞める前、最後に地元でプレーするのが慣例。スター選手もみんな最後はブラジルでプレーした。自分の経験を地元に還元するというのか、故郷に錦っていうのか…最後は戻ってくるのが普通。三都主(アレサンドロ=38)もブラジルに戻ったし、闘莉王も考えているだろう」

 怪物と呼ばれた元ブラジル代表FWロナウドが最後に所属したのは地元コリンチャンス。ブラジル出身で闘莉王と同じく、日本に帰化した元日本代表の三都主も昨年に故郷マリンガへ移籍した。闘莉王自身も大病した父の近くで暮らしたいという希望があり、現役の最後をブラジルでプレーすることもありそうだ。