J1川崎の元日本代表FW大久保嘉人(33)が22日、都内のホテルで行われた「報知プロスポーツ大賞」表彰式に出席し、来年の野望を語った。

 J1の3年連続得点王は「常に代表に入りたいと思っている。(日本代表入りに)年齢は関係ないと思っているので、Jリーグで結果を出し続けたい」と改めて代表復帰に強い意欲。事実上の年齢制限を設定する日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)に、来季も活躍を見せつけるつもりだ。

 目指すものは、それだけではない。4年連続得点王に加えて、大久保が持つJ1通算156得点は、歴代1位のFW中山雅史(48=JFL沼津)とFW佐藤寿人(33=広島)に、あと1得点と迫っているだけに「来シーズン、早い段階で抜けたらいいと思う。1位を塗り替えていきたい」と意欲を見せた。

 さらには「イエローも(Jリーグ)歴代2位の99枚。悪いことですが、何事も1位になりたい」と珍目標まで宣言。もちろん意図的にラフプレーをしていくというわけではない。単に負けず嫌いなだけだ…。

 そんな来季に向けて、新たな刺激も受けた。この日の表彰式で親交のあるボクシングの“神の左”ことWBC世界バンタム級王者の山中慎介(33=帝拳)と久々に対面。ベテランと呼ばせない活躍を互いに誓い合ったという。

「(山中の存在は)刺激になっている」と話した大久保が、一撃で相手をKOする“神の左”ばりに掲げた野望を全て達成できるか。