【ドイツ・ハノーバー6日(日本時間7日)発】ヘルタFW原口元気(24)、ハノーバーMF清武弘嗣(25)、同DF酒井宏樹(25)の日本代表直接対決となったブンデスリーガ第12節はヘルタがホームのハノーバーに3―1で勝った。原口は先制アシスト、清武も2試合連続でPKを決めて今季3点目をマークするなど、持ち味を存分に発揮した。


 開始から攻め立てたヘルタは前半10分に原口がシュート。これはDFのブロックにあったが、同33分にカウンターから左サイドでパスを受けると中央のFWカルーに絶妙なパスを通して先制弾を演出した。


 負けじと清武も応戦。前半終了間際にゴール左に外れる惜しいシュートを放ち、後半も絶妙なパスで何度もチャンスを作った。2点目を献上して迎えた同25分には味方がPKを獲得。これを冷静にゴール左に決めて1点差に詰め寄った。


 試合はカルーにハットトリックを決められ、ハノーバーは敗れたが、原口に先制アシスト以外の仕事をさせなかった酒井宏を含め、代表組は3人ともフル出場で存在感をアピール。W杯アジア2次予選に向けて明るい材料となった。