来年1月の放出が確実視されるイタリア1部リーグ・インテルの日本代表DF長友佑都(29)が急転、残留する可能性が出てきた。共同代理人を務めるフェデリコ・パストレッロ氏が、地元メディア「カルチョメルカート・コム」の取材に答えた。

 パストレッロ氏は「この夏の移籍リストに入っていた長友には、3クラブからオファーがあったが、すべてインテルが断った。(移籍金が)安すぎると考えたからだ」と話した上で「佃(もう一人の代理人、ロベルト佃氏)と一緒にやるべきことを検討する。契約延長も一つの可能性で(クラブと)話をしている」と、残留の選択肢があることを示唆した。 

 今夏の移籍が騒がれた長友は8月31日までに決まらずインテルに残ったものの、開幕からベンチを温める日々が続いた。地元メディアは来年1月の移籍を確実とし、イングランドやスペインのクラブからの関心を報じていたが、ここにきてロベルト・マンチーニ監督(50)の信頼を回復。最近3試合で2度先発するなど、風向きは変わってきたようだ。