J1G大阪の新スタジアム「市立吹田サッカースタジアム」(大阪・吹田)が完成し、10月10日に竣工式が行われた。助成金をはじめ企業や個人からの募金で建設費140億円を捻出。収容人数4万人を誇るサッカー専用競技場で国際サッカー連盟(FIFA)の基準も満たしており、国際試合の開催も可能だ。

 注目されているのはこけら落としとなる一戦。G大阪と海外ビッグクラブの対戦が浮上していたが、Jリーグ関係者によると、2016年シーズン開幕前の2月に、同じ大阪をホームタウンとするC大阪との“ダービーマッチ”が有力という。ただ、C大阪は現在J2で格下。昨季3冠に輝いた強豪G大阪の相手としてはいまひとつ力不足か。同関係者は「相手がどうなるかは分かりませんが、C大阪がJ1に上がってくれば(ダービーマッチの)注目度は高まるかもしれません」と話しているようにJ1に昇格できなければ、大事なスタジアム初戦の対戦相手を再検討する可能性も出てきそうだ。