【ドイツ・ダルムシュタット2日(日本時間3日)発】サッカー・ドイツ1部(ブンデスリーガ)第8節、日本代表FW武藤嘉紀(23)が所属するマインツは敵地でダルムシュタットに3―2で競り勝った。


 1トップで先発出場した武藤はリーグ戦初アシストを含む2点に絡み、連敗を2で止めた。
 1点リードで迎えた前半24分、縦パスを受けた武藤はポストプレーでワンタッチで落とし、MFマリのゴールをお膳立て。その後、チームは前半27分、後半12分に失点して一度は追いつかれた。


 だが、そこから火がついたマインツは同19分、マリからパスを受けた武藤が強引にドリブル突破からエリア内で右足シュート。GKにはじかれたが、こぼれ球をMFデブラシスが詰めて勝ち越しに成功した。


 その後、武藤は同21分にビッグチャンスを迎えたが、左足シュートはまたもGKに阻まれ、8月30日のハノーバー戦以来のゴールならず。同38分にベンチに退いた。チームは後半アディショナルタイムにPKを献上したが、相手のシュートはゴール上に外れる“ホームラン”。3試合ぶりの勝利を手にした。


 なかなかチームの勝ち点奪取に貢献できていなかった武藤も、この日は存在感を発揮。日本代表として臨む8日のシリア戦に向けて弾みをつける内容だった。