イタリアメディア「メディアセット」が9日(日本時間10日)、インテル対ACミランのミラノダービー(同14日、インテルがホーム扱い)のスタメン予想を発表した。日本代表のインテルDF長友佑都(28)とミランMF本田圭佑(29)は共にスタメンから外れている。
同メディアが予想したインテルのフォーメーションは「4―3―3」。
過去2戦に使用した「4―3―1―2」を変更して宿敵との一戦に臨む。長友のポジション、サイドバックは右SBにダビデ・サントン(24=イタリア)、左SBはガラタサライから新加入したアレックス・テレス(22=ブラジル)の起用が見込まれている。かつてはミラノダービーで主将も務めた長友だが、今季は放出候補となり、レギュラー争いで大きく出遅れている。
インテルは移籍市場の終盤に駆け込み補強を敢行し、戦力アップに成功。テレスに加えマンチーニ監督(50=イタリア)のガラタサライ時代の教え子であるMFフェリペ・メロ(32=ブラジル)やボルフスブルク(ドイツ)からFWイバン・ペリシッチ(26=クロアチア)らが加入した。それによりマンチーニ監督が理想とする「4―3―3」の導入へかじを切ると予想している。
一方、ミランについては過去2節と同様に「4―3―1―2」のシステムを予想。前節はMFスソ(21=スペイン)にトップ下のポジションを奪われベンチで90分を過ごした本田。代表戦2試合2ゴールを挙げた好調さを持ち込みたいところだが、同メディアはトップ下にはMFジャコモ・ボナべントゥーラ(26=イタリア)が起用されると報じている。8月終盤になってミランへの復帰が決まった“悪童”FWマリオ・バロテッリ(25=イタリア)もベンチ予想となっている。
共にスタメン予想から外れている長友と本田。代表戦での疲れも考慮されてはいるだろうが、チーム内での2人の厳しい状況を示していると言えるだろう。それでも途中出場のチャンスも十分考えられるだけに、209回目を数える伝統のミラノダービーで結果を残し、レギュラー奪取への足がかりとしたいところだ。
◇ミラノダービーの両チームのスタメン予想は以下の通り
【インテル】
GK
サミール・ハンダノビッチ(31=スロベニア)
DF
ダビデ・サントン(24=イタリア)
フアン(24=ブラジル)
ジェイソン・ムリージョ(23=コロンビア)
アレックス・テレス(22=ブラジル)
MF
マルセロ・ブロゾビッチ(22=クロアチア)
フェリペ・メロ(32=ブラジル)
ジョフレイ・コンドグビア(22=フランス)
FW
イバン・ペリシッチ(26=クロアチア)
ステバン・ヨベティッチ(25=モンテネグロ)
マウロ・イカルディ(22=アルゼンチン)
【ACミラン】
GK
ディエゴ・ロペス(33=スペイン)
DF
アバーテ(28=イタリア)
クリスティアン・サパタ(28=コロンビア)
アレッシオ・ロマニョーリ(20=イタリア)
デ・シリオ(22=イタリア)
MF
アンドレア・ポーリ(25=イタリア)
ナイジェル・デ・ヨング(30=オランダ)
ユライ・クツカ(28=スロバキア)
ジャコモ・ボナベントゥーラ(26=イタリア)
FW
ルイス・アドリアーノ(28=ブラジル)
カルロス・バッカ(29=コロンビア)