サッカー日本代表は3日、ロシアW杯アジア2次予選E組第2戦でカンボジア代表と対戦。前半28分にFW本田圭佑(29=ACミラン)が先制ゴールを決め、前半を1―0で折り返した。
 
 6月の2次予選初戦のシンガポール戦(ホーム)では、圧倒的に攻め立てながらゴールを割れず、まさかのドロー発進となったハリルジャパン。必勝を期して臨む第2戦の相手はカンボジア。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングでは日本が58位、カンボジアが180位と“格下”が相手だけに結果と内容が求められる一戦だ。
 
 スタメンには本田、MF香川真司(26=ドルトムント)やDF長友佑都(28=インテル)など欧州組8人を起用し、必勝態勢で臨んだ。
 
 試合開始と同時に主導権を握り、攻め立てる日本だが、がっちりと守備を固めるカンボジアをなかなか崩せない。それでも前半28分、“悪魔の左足”が均衡を破る。右サイドでパスを受けた本田がペナルティーエリア手前で左足を振り抜くと、強烈なシュートがキーパーの手をはじき、ゴールに突き刺さった。
 
 これで勢いに乗った日本はさらに攻勢を強めるが、決定力不足を露呈する。前半43分には香川が押し込むだけの決定機を迎えるも、シュートはキーパーの正面を突き、決めきれなかった。前半18本のシュートを放つも、1―0で前半を折り返した。

 なお、スタメンは以下の通り。

【GK】
西川周作(29=浦和)

【DF】
酒井宏樹(25=ハノーバー)
吉田麻也(27=サウサンプトン)
森重真人(28=FC東京)
長友佑都(28=インテル)

【MF】
長谷部誠(31=Eフランクフルト)
山口蛍(24=C大阪)
香川真司(26=ドルトムント)

【FW】
本田圭佑(29=ACミラン)
岡崎慎司(29=レスター)
武藤嘉紀(23=マインツ)