ドイツ1部リーグのマインツに所属する日本代表FW武藤嘉紀(23)が猛省している。

 2―1と勝利した敵地でのボルシアMG戦(23日=日本時間24日)に1トップで初の先発出場を果たしたが、後半42分、同45分にあった2度の得点チャンスを生かせなかった。「FWである以上、しっかり決め切らなくてはいけない」と悔やんだ。

 移籍後初ゴールは“お預け”となったイケメンストライカーは「1本目は狙い過ぎ。2本目は体力を最後まで維持できなかった。決めればベストの出来だったけど、外してしまったので」と苦笑い。だが、チームメートの信頼を勝ち取るためにも、FWに必要なのは得点だ。「ミスを絶対に忘れず、次につなげていかなくては」と先を見据えた。

 ドイツ誌「キッカー」も武藤のプレーにチーム最低点となる4・5(最高が1、最低が6)を付け「まだチームとの調整に問題を抱えており、アピールできていない」「2度の決定機で勝負をつけるべきだった」と厳しい評価を並べた。