【東アジアカップ】ハリル混乱 柏木離脱で基本戦術変更か

2015年07月31日 16時00分

 ハリルジャパンが早くもトーンダウンだ。東アジアカップに臨む日本代表が30日に現地入り。連覇に向けて期待がかかるが、出発直前にドタバタ劇でいきなりつまずいた。

 

 29日の甲府戦で左内転筋を痛めたMF柏木陽介(27=浦和)が一度は代表チームに合流したが、医師による診断の結果、離脱が決定。またGK権田修一(26=FC東京)もコンディション不良で代表を辞退。代わりにMF藤田直之(28=鳥栖)とGK六反勇治(28=仙台)が緊急招集された。

 

 バヒド・ハリルホジッチ監督(63)はいきなり出はなをくじかれた格好。代表メンバー発表の段階ですでに故障者が続出しており「なぜこんなに多いのか」と不満顔だったが、さらに続く故障禍で苦戦必至の状況に拍車がかかった。

 

 ハリルホジッチ監督は日本代表で4―2―3―1を基本にトップ下を置くフォーメーションを採用してきたが、今回のメンバーで貴重だった司令塔タイプの柏木が離脱。ボランチと両方こなせるMF柴崎岳(23=鹿島)も左足に不安を抱え、万全ではない。試合途中に他のシステムを試した経験はあるが、基本戦術を使えないとなれば采配も制限される。

 

 日本サッカー協会の霜田正浩技術委員長(48)は「監督も(柏木を)ぜひ連れて行きたかったので残念がっていた」と指揮官の思いを代弁。連覇に向けてにわかに暗雲が漂い始めた。