八百長騒動のJFL鈴鹿ポイントゲッターズが〝身売り〟発表「地元や近隣地域の企業を中心に現在協議」

2022年06月27日 18時30分

〝身売り〟を発表した鈴鹿ポイントゲッターズ(東スポWeb)
〝身売り〟を発表した鈴鹿ポイントゲッターズ(東スポWeb)

 八百長騒動に揺れるJFLの鈴鹿ポイントゲッターズが〝身売り〟を発表した。

 鈴鹿を巡っては元執行役員の塩見大輔氏が八百長を告発して大騒動に。その後、塩見氏がオーナーから現金5000万円を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂の疑いで20日に逮捕されていた。

 鈴鹿は一連の騒動により、昇格の条件となるJリーグ百年構想クラブに関して「解除条件付き資格停止処分」を受けていた。資格停止処分の解除条件として、ガバナンス体制の改善やステークホルダーからの支援継続など求められていた。

 そうした状況を受け、鈴鹿は27日に役員交代と経営権委譲を発表。吉田雅一社長などが辞任した上で、三浦泰年監督兼GMが代表取締役となるなど6人の新役員を選任した。

 また経営権委譲については「弊クラブでは、これまでの一個人がほぼ100%近い株を保有している状態から、抜本的な株主構成の変更が必須だと考え、複数の者に株式を分散させることにより、株主の権限が一極集中とならない形とすること、株主間でも監視・監督ができるような体制を取るべく、株主構成の刷新を図ることとし、保有株式の全てを現株主個人と、現株主が代表を務める株式会社ノーマークと利害関係を有しない第三者に分散譲渡する予定で、地元や近隣地域に在する企業を中心に現在協議を進めています」と説明した。

 具体的には「(株)アンリミテッド(鈴鹿ポイントゲッターズ)の株式のうち、98・5%を現株主(西岡保之)が保有していましたが、この全ての株式の譲渡に関し、外部弁護士と信託契約を締結する基本合意が完了しています。よって、すでに現株主による経営への関与を完全に排除済みであり、今後、株式の新たな引受先と調整し、順次株式の譲渡契約締結手続きを進めていく予定です」とした。

 そして「候補企業については、財務基盤が盤石であるということだけではなく、弊クラブの発展に強い熱意を有していることや、プロスポーツの特殊性への理解(高潔性への強い理解)を示していることが必要不可欠と考えており、現在、内諾を得ている企業と順次株式の譲渡契約締結に向けての準備を進めております」との方針を示した。

 カズこと元日本代表FW三浦知良が今季から加わり、悲願のJ3昇格を目指す鈴鹿が激震に見舞われている。

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