イタリア1部リーグ、インテルの日本代表DF長友佑都(28)のガラタサライ(トルコ)移籍が濃厚となった。代理人を務めるロベルト佃氏は28日、地元メディア「FCinterNews.it」の取材に対して「佑都がガラタサライに行く可能性は高い。ほかに具体的な選択肢はない」とコメントした。

 インテルとの契約が2016年夏までの残り1年となった長友は、今夏の移籍がささやかれており、イタリアのサンプドリア、ジェノアをはじめシャルケ(ドイツ)、トットナム、ウェストブロミッジ、ストーク(イングランド)が獲得への関心を示していた。だが、ガラタサライのブラジル人MFフェリペ・メロ(31)のインテル入りが確実となり、その移籍に関連して、トレードになる公算が高いと見られている。

 すでにインテルはバルセロナからサイドバックのDFマルティン・モントヤ(24)を獲得。さらに名将ロベルト・マンチーニ監督(50)は左サイドバックのフランス代表DFガエル・クリシー(30=マンチェスター・シティー)の獲得にも乗り出すなど、長友の放出準備を整えつつあった。

 イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」(28日付)は、長友の去就について、インテルとガラタサライの親善試合の前日(8月1日)に「クラブ間交渉が設定されている」と報じており、来週にも日本人左サイドバックのトルコ行きが決定しそうだ。