【サッカー情報局】

 サッカー担当記者:日本サッカー協会の大仁邦弥会長(70)が28日に遠藤利明五輪担当相(65)を訪ね、建設計画が白紙撤回された2020年東京五輪のメーンスタジアムになる新国立競技場の整備に関する要望書を提出しました。

 デスク:サッカー協会は男子W杯の招致を視野に入れているから、新国立は死活問題だよな。

 記者:国際サッカー連盟(FIFA)はW杯招致の条件として、開幕戦と決勝を行うスタジアムは8万人収容可能で観客席に屋根が設置されていることを求めています。大仁会長は、サッカー観戦に臨場感を生むための可動席設置も含めた3点を要望しました。

 デスク:陸上競技ができて、なおかつサッカー専用スタジアム並みの施設というわけか。

 記者:はい。世界でも例は少ないですが、遠藤五輪相との会談では「フランスのサンドニはそうです」と同国の国立競技場にあたる「スタッド・ド・フランス」を挙げてアピールしていました。

 デスク:金がかかりそうだな…。

 記者:それだけではありません。大仁会長は「国際レベルの大会だと、ラウンジ、ホスピタリティーゾーンが必要になる」と世界からVIPを迎えるための特別エリアの設置も提案しました。

 デスク:おいおい、次から次へといくらかけるつもりなんだよ。そもそも8万人の席が必要なのはサッカーだけだし、コスト削減が叫ばれてるなかで他の競技団体からしたら大ブーイングだろ。

 記者 そうですね。

 デスク:日産スタジアムでも改修すればいいんだよ。五輪のメーン会場としての機能は十分で、8000弱の席を足せば8万人に届く。改修だけなら費用も格安。万々歳じゃないか。

 記者:それだと“横浜五輪”になりますが…。