【東アジアカップ】武田修宏氏「メンバー選考で感じたハリルの危うさ」

2015年07月29日 06時00分

柴崎がハリルジャパンの核となる

【武田修宏の直言!!】8月1日に開幕する東アジアカップ(中国・武漢)の日本代表メンバーが発表されたけど、正直なところ、こんな選考でいいのかと不安を感じずにはいられないね。国際マッチデーではないから欧州組を招集できず、国内組での構成。現時点のJ1年間総合順位の上位3チーム、広島、浦和、G大阪の中から計13人を選んだあたりに、バヒド・ハリルホジッチ監督(63)の危うさすら感じているよ。

 

 監督は単純に「勝ちに行くメンバー」を選んだ。今回は大会まで練習時間が少ないけど、強いチームの選手を揃えることで連係面の不安は解消される。つまり、自分のスタイルを選手に落とし込んでいくのではなく、選手同士の関係性に頼るスタイルだ。

 

 でも、これが将来の日本代表のためになるのかは疑問だね。ハリルホジッチ監督とすれば、6月のW杯アジア2次予選のシンガポール戦の引き分けがかなり重くのしかかっているんだろうね。あんな試合をした後の大会でぶざまな試合をすれば、また多くの批判も受ける。欧州出身の監督だから、解任の恐れだって感じているだろう。だから、目先の勝利にこだわるようなメンバー選考になったんだろう。

 

 そんななかで、私はMF柴崎岳(23=鹿島)に期待している。ケガから復帰したばかりの25日のFC東京戦で1得点1アシストの大活躍。先制点となった強烈なミドルシュートも目を引いたが、やはり改めて感じたのが彼のサッカーセンスだ。攻撃のアクセントをつけられるし、守備で発揮される危機察知能力は持って生まれた才能だ。彼は今後の日本代表を支える。

 

 東アジアカップはその始まりの大会になるはずだ。

 ☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡) から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京 都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。 JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。

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