【なでしこ美女2トップ】北斗の拳で学んだDFユリアの献身性

2015年07月30日 10時00分

色白美人の小原はなでしこジャパン定着を狙う

 東アジアカップ(8月1日開幕、中国・武漢)に臨むなでしこジャパン。カナダ女子W杯準優勝に貢献したベテラン勢が招集を見送られ、メンバーは一新された。佐々木則夫監督(57)が「チャレンジなでしこ」と名づけた新チームの注目は何といってもビジュアル系選手。なかでもDF小原由梨愛(24=新潟)とMF猶本光(21=浦和)はモデル級の美貌の持ち主だ。代表定着への思いも強く、小原は「北斗の拳魂」をキーワードにステップアップを狙っている。

 小原はなでしこデビューを果たした昨年5月の女子アジアカップ(ベトナム)以来の代表復帰。「選ばれたからには自分の持っている力を最大限アピールして、結果にこだわった試合をしたい」と意気込みを語った。

 色白美人選手として人気に火がついた小原だが、女子サッカーの名門・常盤木学園高出身でU―19やU―20の世代別代表を経験している実力派。元陸上部とあってスプリント能力が高く、左サイドバックとして同校の先輩DF鮫島彩(28=INAC神戸)の後継者として期待がかかる。

 小原が注目されているのはビジュアル面だけではない。名前の由来は、人気漫画「北斗の拳」のヒロイン・南斗最後の将ユリア。母親が原作の大ファンということで名づけられたことが知られている。

 もちろん小原も原作のストーリーを熟知している。本家ユリアは主人公のケンシロウと結ばれたが、小原の好みは「シュウですね」。シュウは処刑されるはずだった幼少期のケンシロウを、自らの拳で両目を失明させることで救った男。そんな自己犠牲精神の塊にほれ込んだ小原は、フォア・ザ・チームの気持ちを胸にピッチ上で戦っているという。

 現在は本業以外の注目度が高いが、サイドハーフもこなせる攻撃的なプレーに加え、スピードや1対1の強さも強力な武器。それだけに「(昨年の)アジアカップで前線への攻撃の絡みだったりを求められていたことを感じたし、(東アジアカップでは)クロスだけでなく自分から点数を取るところも絡んでいきたい」と意気込んでいる。

 普段は目立たないポジションとはいえ、主役の座に躍り出る可能性も十分にある。カナダ女子W杯ではDF有吉佐織(27=日テレ)が右サイドバックのポジションをDF近賀ゆかり(31=INAC神戸)から奪い、定位置を確保。決勝トーナメント1回戦オランダ戦では代表初ゴールを奪い、大会MVP候補にまで上り詰めた。

 自らの名前の由来となった「北斗の拳」から学んだ献身性と、幼少期から磨き上げたスピードを生かせば“第2の有吉”になっても不思議ではない。本家ユリアは未来を予知する能力があった。東アジアカップで自分の持てる力を発揮したとき、リオ五輪のピッチに立つ姿は現実のものとなるかもしれない。