前園氏「宇佐美が新リーダーに就任を」

2015年07月24日 10時00分

 ハリルジャパンは東アジアカップ(8月1日開幕、中国・武漢)でどんな戦いを見せるのか。ホーム開催のロシアW杯アジア2次予選シンガポール戦(6月)でスコアレスドローと決定力不足を露呈したうえに、今大会にはFW本田圭佑(29=ACミラン)ら主力の欧州組が不在。チームに新リーダーが求められるなか、元日本代表MF前園真聖氏(41=本紙評論家)はG大阪のFW宇佐美貴史(23)を指名した。

 

【前園真聖 ゾノの焦点!】今大会は国際ルールで欧州組を招集できないため、基本的に国内組だけでチームを編成しなければなりません。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)がどういう位置づけで選考するのかはわかりませんが、チームを強化できる数少ないチャンスなので若手の抜てきに期待しています。

 

 特にリオ五輪を目指すU―22日本代表選手にはA代表で経験を積ませることが重要。高いレベルで刺激を受ければさらなる成長が見込めますし、それが世代交代につながります。湘南のMF遠藤航(22)や広島のFW浅野拓磨(20)は、飛躍的に進化する可能性がある選手です。

 

 そうしたなかで、注目は宇佐美です。今季J1で15得点を挙げており、ポテンシャルはJリーガーの中でも際立っています。これまで代表は本田や香川真司(26=ドルトムント)に頼ってきましたが、そろそろ「プラチナ世代」と呼ばれた宇佐美らが台頭してほしいですね。

 

 そのためにも、宇佐美が攻撃陣をけん引しなければなりません。本田がいないので、FKやPKの場面では宇佐美自らが率先してキッカーに名乗りを上げるべき。それくらいの気持ちがなければ、日本代表を背負う資格はないでしょう。

 

 さらにグラウンド内外で、リーダーとしての役割を積極的にこなしてほしい。練習では先頭を走り、全力でボールを追いかけるなどの姿勢を見せること。ハリルホジッチ監督やスタッフとも緊密にコミュニケーションをとれれば、自らが代表の中心選手であると証明できるはずです。

 

 G大阪では「守備をしなかった」との理由で、長谷川健太監督(49)から“懲罰交代”させられたと報じられました。そこは宇佐美も猛省して、今後はしっかりとこなすはず。今大会でニューリーダーとして取り組む姿を見せれば、G大阪や代表の各選手に対し、失った信頼を取り戻せます。

 

 彼が今後の日本サッカー界を引っ張っていく存在なのは間違いありません。ゴール奪取とともにリーダー就任にも力を注いでほしいですね。