G大阪 勝てば勝つほど厳しい日程問題

2015年07月20日 16時00分

 昨季3冠を獲得したG大阪に“究極の選択”が待ち受けている。

 

 史上初の2年連続3冠を目指す今季は、第1ステージを4位で折り返し、チャンピオンシップ進出→年間王者の座を虎視眈々と狙っている。今後控えるのは、8強にシードされたナビスコカップ、4回戦から出場の天皇杯という国内カップ戦。そしてアジアチャンピオンズリーグ(ACL)は、来月26日から全北(韓国)との準々決勝が始まり、2008年以来の優勝となれば、日本開催に戻った12月のクラブW杯出場権を得られる。

 

 これらタイトル全て奪取できる可能性は十分にあるが、達成のためには、勝ち進めば進むほどキツくなる日程面の克服が課題となる。

 

 ターンオーバー制を敷けるほど選手層は厚くないのが現状。FW宇佐美貴史(23)ら主力の使い詰めで解決する問題でもない。G大阪関係者は「気持ち的には取れる可能性があるタイトルは全力で狙っていきたいけど、それで『何も取れませんでした』ではダメでしょう。現実的には何らかの調整を迫られるのは仕方ない」と話す。

 

 難しい選択を迫られる中で、最大目標はACL制覇。すでにアジア戦略をスタートさせているG大阪の野呂輝久社長(60)は「これからはアジアを目指していかなければならない。ACLに勝つことも重要になってくる」と強調する。すでに今年1月には、トップチームがインドネシアのジャカルタに遠征し、現地クラブと親善試合を実施。5月にU―15タイ人選手3人をG大阪ジュニアユースの練習に受け入れたのもその一環だ。

 

 G大阪の知名度アップにつながる“ACL優勝ブランド”は、アジア戦略を成功させるためにも必要不可欠。今後の3冠王者の戦いぶりが気になるところだ。