“武藤ショック”を払拭だ。J1FC東京は15日の新潟戦を3―1と快勝し、第2ステージ初白星を挙げた。前半9分にFW東慶悟(24)、後半4分にMF高橋秀人(27)、同33分にDF森重真人(28)と効果的に加点し、新潟の反撃を試合終了間際のPKによる1失点だけに抑えた。

 第2ステージ開幕(11日)の川崎戦ではまともなチャンスをつくれないまま0―2と完敗。エースだった日本代表FW武藤嘉紀(23)がドイツ1部リーグ・マインツに移籍した影響を指摘する声が上がっていた。

 この日、2アシストと活躍した日本代表DF太田宏介(27)は「もう武藤はいないし、武藤、武藤と言われるのは悔しい」ときっぱり。周囲の雑音に奮起し、チームは再び優勝へ歩を進める。