<J1第2S開幕>第1ステージ無敗Vの浦和を止められるか

2015年07月10日 16時00分

無敗Vの浦和は第2ステージも独走できるか

 J1リーグは11日に第2ステージ(S)が開幕する。第1ステージは浦和が圧倒的な強さで史上初の無敗V(12勝5分け)を達成。後半戦も負けなしの完全優勝を果たし、チャンピオンシップで年間王者を狙う。だが、他クラブも黙っていない。虎視眈々と打倒“赤い悪魔”に照準を合わせている。

 

 第1Sで5位だった川崎の風間八宏監督(53)は、無敗を続ける浦和を含めた今後のリーグ戦展望について「まだ(シーズンの)半分しか終わってない。大宮のこともある。どこも1年を通してどこに立つか考えてやっている。俺たちもそう。一戦一戦やっていくのは変わらない」と冷静に受け止めている。

 

 2013年シーズン前半戦で快進撃した大宮(現J2)は、11勝3分け3敗で2ステージ制なら前期優勝となる好成績を収めた。だが、後半戦はわずか3勝とまさかの大失速。結局14位に終わった。この前例のように年間王者の行方はまだわからないというわけだ。

 

 実際に、川崎は第2S優勝を実現し、第1Sの覇者浦和をチャンピオンシップで撃破。悲願の年間王者を目指す。元日本代表FW大久保嘉人(33=川崎)は「ウチも守られたら難しい。(でも)トーナメント(チャンピオンシップ)はわからんよ。浦和は対策を立てやすいし、勝負強さを感じない」と、意気込みを語っていた。

 

 もちろん他クラブも浦和の独走を許すつもりはないが、無敗クラブをいかにして止めるのか。ある在京J1クラブ監督は「浦和は2シャドーに仕事をさせなければ大丈夫」と対抗策の一端を明かした。シャドーとは1トップの後方に控える攻撃的なポジション。そこを封じれば1トップも孤立し、チーム攻撃が機能しなくなるという。

 

 浦和はチーム得点王(8ゴール)のFW武藤雄樹(26)やMF梅崎司(28)らがシャドーとして活躍中。他クラブも浦和の分析と研究を重ねて対策を進めており、このまま無敗を許すつもりはない。一方の浦和も完全優勝に向けて、さらに気を引き締めており、油断はない。第2ステージはかつてない激戦が繰り広げられそうだ。