【カナダ女子W杯】前園氏「なでしこ連覇へ“これまで通り”がベスト」

2015年07月05日 10時00分

【前園真聖 ゾノの焦点!】なでしこジャパンは6連勝で女子W杯決勝の米国戦に臨みます。過去の対戦成績は、4年前の決勝を含めて1勝6分け23敗(PK戦は引き分け扱い)。米国はFWアレックス・モーガン(26)をはじめ、個人技に優れた攻撃陣を揃え、5試合連続の完封中のDF陣も非常に堅い。決して楽な戦いにはならないでしょう。

 

 それでも、なでしこは決勝に向け特別な策を練る必要はないと感じています。決勝トーナメント1回戦オランダ戦からメンバーを固定。得意のパスワークで左右の揺さぶりと、緩急をつけた縦へのパスで相手を消耗させています。相手の足が止まった場面で切り札のFW岩渕を投入というパターンも確立しました。

 

 これは効果的な戦略でしたし、試合を重ねるごとにチームの連係も高まって、プレー精度も上がってきています。もちろん何もしなくていいという意味ではなく、相手の研究はしっかりと行い、特徴などを把握すれば、微調整で対応できるはず。それに選手個々の癖をつかめば、局面での対応もしやすくなります。

 

 いくら相手が強豪でも自分たちのスタイルを変えると、逆にバランスを崩しかねません。日本には大黒柱のMF澤穂希(36=INAC神戸)が控えていますし、何より接戦を制してきた自信と、短期決戦を勝ち抜くために大事な勢いもあります。だからこそ「これまで通り」がベストな選択ではないでしょうか。