U-22いまだ解決できない五輪出場への課題

2015年07月02日 16時00分

 リオデジャネイロ五輪出場に暗雲? U―22日本代表は1日、U―22コスタリカ代表(ユアテックスタジアム仙台)に2―0で勝利。だが、決定力に課題を残し、3枠の出場権を争う来年1月の五輪アジア最終予選を兼ねるU―23アジア選手権(カタール)へ向け不安を露呈させた。

 

 MF野津田岳人(21=広島)がクロスからダイレクトシュートを決めるなど得点シーンは鮮やかだったが、長年の課題となっている決定力不足はこの日も目についた。日本サッカー協会の原博実専務理事(56)は「もっと点を決められると思ったけど…。(五輪予選まで)あと半年ある。それぞれのクラブで頑張ってほしい」と注文した。

 

 イレブンも痛感している。1トップで先発したFW浅野拓磨(20=広島)は何度もあったチャンスを生かせずに無得点。「決定機があったのでFWとしては決めきる力がないとダメ。このままではダメだと思う。またレベルを上げて、代表に戻ったときにはどんどんゴールを挙げられるFWになりたい」と反省の言葉を並べた。

 

 また野津田の先制点をアシストしたDF亀川諒史(22=J2福岡)は「もっと点を取れたと思う。チームに帰って個人として積み上げていきたい」。父がナイジェリア人のFWオナイウ阿道(20=J2千葉)は後半9分から途中出場したが「ゴールを求めていたけど、シュートを打てなかった」と下を向いた。

 

 A代表もロシアW杯アジア2次予選シンガポール戦(6月16日、埼玉)で屈辱のスコアレスドローを喫しており、決定力不足はU―22代表だけの問題ではない。しかし乗り越えていかなければ、厳しい戦いが予想される五輪予選を勝ち抜くのは困難と言わざるを得ない。