【カナダ・エドモントン27日(日本時間28日)発】サッカー女子W杯カナダ大会準々決勝で、FIFAランキング4位の日本は同10位のオーストラリアを1―0で下し、2大会連続2度目の準決勝進出を果たした。

 前半、チャンスを作りながらもなかなか得点できない日本。逆にオーストラリアのカウンター攻撃に苦しめられるシーンもあった。しかし、堅い守備でゴールは許さず、スコアレスで折り返した。

 後半も我慢の展開が続いたが、同27分、FW大野忍(31=INAC神戸)に代えて岩渕真奈(22=バイエルン・ミュンヘン)を投入し、勝負に出る。すると、同42分、左CKからゴール前で混戦になると、DF岩清水梓(28=日テレ・ベレーザ)の放ったシュートのこぼれ球を岩渕が冷静に押し込んで決勝点を挙げた。

 大会2連覇を目指す日本は、1日(同2日)の準決勝でこの日、開催国カナダを2―1で振り切ったイングランドと対戦する。