香川にエゴイスト教育!大久保が予告

2015年06月19日 10時00分

活躍できなかった香川(左)

 元日本代表FW大久保嘉人(33=川崎)が、日本代表MF香川真司(26=ドルトムント)に“説教”予告だ。16日のロシアW杯アジア2次予選シンガポール戦で低調なプレーに終始した背番号10をバッサリ。どこか消極的な姿勢も見せていただけに、大久保はゴールゲットへ香川を「エゴイスト」に変身させるという。

 

 5月の日本代表候補合宿に呼ばれながら、今回のメンバーから漏れた大久保は、シンガポール戦をテレビ観戦。引いて守る相手を攻めあぐねた展開に「もっとドリブルで仕掛けるとか、ミドルを積極的に打つとかしないと」と、もどかしそうに話した。

 

 観戦中にやはり気になったのは、C大阪時代のチームメートで弟分としてかわいがる香川のプレー。「背番号10」の躍動を期待していたものの、香川は決定機を外し、後半16分に交代となってうなだれた。いくら実力を高く評価しているといえども、ほめられた姿ではない。それだけに大久保は「全然よくなかったね。今度アドバイスしますよ」と香川を“説教部屋”へ呼び出すことを宣言した。

 

 近日中に香川と会う予定で、まずはプレー内容を遠慮なくダメ出し。そのうえで、今季終盤戦のドルトムントでつかんだ復調の足がかりを、日本代表でのパフォーマンスにつなげられるように指導するという。

 

 ポイントは精神面。大久保が「真司はメンタルが弱いからね」と話すように、大舞台になるとなぜか真価を発揮できない。日本の10番を背負う責任の重さや周囲からのプレッシャーに気負ってしまう傾向があるからだが、大久保は「ストライカーのエゴを教えますよ」と予告する。

 

 FW本田圭佑(29=ACミラン)ら日本の攻撃陣はペナルティーエリア内で勝負する意識が高いが、トップ下の香川はチームメートとポジションが重なることを避けるため遠慮している場面も目立つ。そこで香川にはゴールゲットへ「エゴイスト」になることの重要性を説くという。

 

 大久保自身がゴールへの執念を持ち続け、Jリーグ2年連続得点王となった。ハリルジャパン次戦のロシアW杯アジア2次予選カンボジア戦(9月3日、埼玉)に向け、10番も先輩の教えに耳を傾けて“変心”するしかない。