チリ代表MFアルトゥロ・ビダル(28=ユベントス)が16日、チリ国内のサンティアゴ近郊の高速道路を運転中、交通事故を起こした。酒気帯び運転だったことも判明し、17日(日本時間18日)に逮捕された。

 ビダルは現在同国で行われている南米選手権に参加しているが、同日のチーム休養日を利用して夫人とカジノへ出かけた。代表宿舎に戻る際、ビダルが運転するフェラーリが2台の車と衝突。救急搬送されたものの首の軽い打撲と診断され、夫人も軽傷だったが、アルコール検査で陽性反応が出たことで、チリ警察は逮捕状をとった。釈放後に記者会見したビダルは「自分の行為を恥じている。選手仲間やファンに謝りたい」と謝罪。そのままサンティアゴにある裁判所に移送された。今大会のビダルは開幕戦のエクアドル戦で1得点、2戦目のメキシコ戦でも2得点を挙げて、現時点で得点ランキングトップ。母国開催の大会で優勝を狙っているが、3戦目のボリビア戦の出場は極めて微妙となった。