W杯予選ドロー発進に本田が危機感

2015年06月17日 16時00分

降りしきる雨の中を引き揚げる本田(左)と岡崎

 ロシアW杯アジア2次予選の初戦シンガポール戦(16日、埼玉)で日本代表はスコアレスドロー。エースFW本田圭佑(29=ACミラン)は危機感を募らせている。

 

 後半28分のバー直撃のFKなどチーム最多7本のシュートを放ったが、無得点で勝利に導けなかった。格下相手の失態に試合後はサポーターから大ブーイングを浴び「優しいくらいじゃないですか。(ACミランの本拠地)サンシーロだったら50倍くらいでしょ」と強がってみせた。

 

 ホームで痛恨の引き分けにも「言い訳をするつもりはないけど、向こうは良かった」と、好セーブ連発のGKモハマド・イズワン・ビン・マフブド(24)を中心としたシンガポールをたたえるばかり。今後の戦いに不安もよぎるが「悲観する必要はない。切り替えないといけない」と強調した。

 

 とはいえ、ここまで情けない戦いを見せた日本代表はこのままでW杯切符をつかめるのか。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)が目指すカウンター主体のサッカーについて問われた背番号4は「予選はまだ始まったばかり。予選を通して評価してもらいたい」と結論を先送りにした。

 

 だが、その一方で今回の合宿中に、疑問も口にしている。「縦を意識するサッカーをできるようになるのが当面の目標にはなる。監督の言っていることを体現することで2次予選を突破できていることが理想だけど、予選はそんなに甘いものではない。状況に応じて考え方の微調整は必要になってくる」

 

 つまり、指揮官の方針に忠実すぎると危険だということを“予言”していたのだ。W杯予選は結果がすべてとあって、エースが指揮官に対して真っ向から意見をぶつける時も来るかもしれない。