W杯エクアドル戦で“なでしこ病”治療へ

2015年06月16日 16時00分

【カナダ・ウィニペグ15日(日本時間16日)発】クイーンの悩みは解消されるのか。カナダ女子W杯1次リーグC組最終戦のエクアドル戦を翌日に控えたなでしこジャパンは市内の人工芝ピッチで、冒頭15分間以外を非公開にした練習を行った。先発復帰が濃厚なMF澤穂希(36=INAC神戸)はチームが抱える不安を隠さなかった。

 

 練習後に報道陣に対応した澤は2戦目までを振り返り「良くなっていけばいいけど、課題がたくさんあって…」と歯がゆい思いを吐露。近くを通りかかったMF宮間あや(30=岡山湯郷)に声をかけると、主将は「課題はシュートです。頑張ります」と澤の思いを代弁し、言葉少なに引き揚げた。

 

 新旧主将がともに口数が少ないという状況は、過去の例から見てもなでしこにとって明るい材料ではない。佐々木則夫監督(57)が「我々の病気」というシュート数の少なさの原因は一つではないが、守備的MF(ボランチ)で出場が濃厚のDF川村優理(26=仙台)は「ボランチから奥のFWに当てて、そこにサポートに入って敵陣でポゼッションできるとチームは楽になる。人もボールも、もっと動かないと」と中盤からFWへの縦パスを多用することで打開を図る考えだ。

 

 指揮官は出場機会の少ない選手にチャンスを与える一方で、澤や宮間、FW大儀見優季(27=ボルフスブルク)やFW大野忍(31=INAC神戸)には、守備が弱いエクアドル相手に得点感覚を取り戻させる目的で先発出場させる。「病気」を治し、決勝トーナメントに向けて明るい兆しを見せられるか。