岡崎はレスター移籍濃厚 去就問題が急展開

2015年06月16日 16時00分

鬼気迫る表情の岡崎の移籍が秒読みに入った。左は丹羽

 ロシアW杯アジア2次予選シンガポール戦(16日、埼玉)に臨む日本代表FW岡崎慎司(29)の去就問題が急展開だ。イングランドやドイツなど複数のクラブで争奪戦に発展。所属のマインツ(ドイツ)は戦力ダウンを懸念し残留させる方針に傾いたが、来季の新戦力にメドが立ったことで放出への動きが加速している。イングランド・プレミアリーグのレスター入りが濃厚となってきた。

 ロシアW杯へ向けて岡崎は「2次予選から厳しさを求めていきたい。どれだけゴール前で存在感を出していけるかだと思う」と気を引き締めた。国際Aマッチ44得点で歴代ランキング3位。W杯アジア2次予選の相手は格下ばかりだけに、年内にも同2位で55ゴールのFW三浦知良(48=J2横浜FC)超えを果たしそうだ。

 ストライカーとして今まさに脂が乗っているが、ピッチ外では今オフの去就が注目されている。

 マインツとの契約が残り1年になり、レスターやボルシアMG(ドイツ)による争奪戦が勃発。マインツのクリスチャン・ハイデルGMはドイツ誌「キッカー」に対し「岡崎にはまだオファーは届いていない」と話していたが、ここにきて事態が急展開した。

 欧州事情に精通する代理人事務所の関係者は「マインツはレスターと本格的な交渉に入った。他のクラブとは(交渉を)行っていないようで、そのまま決まる可能性が高いのではないか」と指摘。水面下でクラブ間交渉が行われており、岡崎のレスター移籍がカウントダウンに入ったという。

 かねて熱心に調査を進めてきたレスターに対し、マインツは2季連続で2桁得点を挙げたストライカーが抜ければ大幅な戦力ダウンになると交渉をちゅうちょしていた。だが来季に向け日本代表FW武藤嘉紀(22=FC東京)を獲得。さらに12日には争奪戦になっていたハイデンハイム(ドイツ)の有望株FWフローリアン・ニーダーレヒナー(24)の入団が決定した。戦力補強に成功し、岡崎を放出しても問題ない状況になってきた。

 そうしたチーム事情に加え、岡崎も29歳。世界最高峰リーグに挑戦できるラストチャンスとなるため「どうしても岡崎はプレミアでやりたいようだ」(関係者)。本人の強い意向もあって一気に移籍話が進展したようだ。

 岡崎は今回の代表合宿中に来季の去就について「どうでしょうね。そのへんはいろいろと難しいことがあると思うんで…」と言葉を濁しているが、念願のイングランド移籍がついに視界に入ってきた。