なでしこは強烈な個人技を持つ選手どう止めるか

2015年06月16日 10時00分

複数のポジションをこなせる宇津木(手前、ロイター=USA TODAY Sports)

 <前園真聖ゾノの焦点!>なでしこジャパンは12日(日本時間13日)のカナダ女子W杯1次リーグ2戦目カメルーン戦を2―1で勝利しました。初戦スイス戦で勝ち点3を取っていたので、楽に試合に入れた印象です。特にMF澤穂希(36=INAC神戸)らメンバー5人を入れ替えても、普段と同じような戦いができたのは大きな収穫。イレブンにも大きな自信になったと思います。

 

 2連勝で決勝トーナメント進出を決めましたが、少し気になったのはスピードタイプの選手への対応です。スイス戦ではDF陣がFWバッハマンという強力なストライカーに振り回されましたし、カメルーン戦でも身体能力の高いアタッカー陣に攻め込まれる場面が目立ちました。

 

 特に2点リードして迎えた後半は攻守両面で戦い方がはっきりしなかったこともあり、DFラインの裏を狙われて失点しました。消耗する試合終盤に勢いのある選手をどう止めるのか。決勝トーナメントに進めばもっと強烈な個人技を持つプレーヤーもいます。今のうちにしっかりと改善すべきでしょう。

 

 カメルーン戦では初戦で左サイドバックを務めた宇津木瑠美(26=モンペリエ)が守備的MFでプレーしました。ボールの奪い方がいいし足元の技術もあり、ゲームメークもできてました。彼女のように複数ポジションをこなせる選手がいれば退場者が出たとき臨機応変に対応できるので、日本にとっては大きなメリットになるはずです。

 

 (元日本代表MF)