輝いていたMF柴崎 早く欧州に行ってプレーしたほうがいい

2015年06月13日 10時00分

シュートを放つ柴崎(左)

【武田修宏の直言!:日本4-0イラク(11日)】日本のいいところが目立った試合だったね。特にボールを奪ったらすぐにDFラインの裏へパスを出す意識は素晴らしかった。ハリルホジッチ監督(63)のコンセプトやメッセージがはっきりしているので、ハードワークや攻守の切り替えなど、イレブンの戦い方も明確になったんじゃないかな。

 この試合で目を引いたのはMF柴崎岳(23)だね。FW本田圭佑(28=ACミラン)の先制点をアシストしたようにパスセンスは代表でもピカイチ。青森山田高時代から見ているけど、早く欧州に行ってプレーしたほうがいいよ。本場でもまれれば、もっといい選手になれるね。

 DF槙野智章(28=浦和)も安定したプレーだった。彼にはハリルジャパンに選ばれた3月から「試合に出ないとダメだぞ」と言い続けた。今回はリーダーシップも発揮していたし、好パフォーマンスだった。FW原口元気(24=ヘルタ)もドイツで献身的なプレーを習得し成長した姿を見せてくれた。

 この日はイラク守備陣が不安定で、日本の縦パスが面白いように通ったけど強豪国に通用するのかは疑問。そこは課題だし、どんな対応策があるのか見てみたい。いよいよ始まるW杯アジア2次予選も気を引き締めて臨んでほしい。

☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。