岡崎の“禅譲ゴール”論争が再燃

2015年06月11日 11時00分

禅譲ゴールに異論が出ている岡崎(右)は両耳をふさいだ!?

 国際親善試合イラク戦(11日、横浜)に臨む日本代表FW岡崎慎司(29=マインツ)の“禅譲弾”に日本サッカー界から異論が出た。

 3月31日の日本―ウズベキスタン戦でMF柴崎岳(23=鹿島)のロングシュートが無人のゴールに迫るなか、ボールを押し込まずに、追いすがるDFから体を張って得点を“アシスト”。岡崎は試合後「(柴崎の得点で)次のモチベーションになれば…」と話し、各メディアでは後輩のために、ゴールを譲った美談として伝えられている。

 だが、元日本代表FW大久保嘉人(33=川崎)は、岡崎の禅譲ゴールについて「入ったからいいんじゃない」と結果オーライのスタンスを示したうえで「ニュースであのシーンを見たけど、後ろからDFが追いかけていたし、もしクリアされていたら岡崎がいろいろ(批判的なことを)言われる」と指摘した。

 また、国内でプレーする元五輪代表FWは「優し過ぎですね。DFが来ているから、ゴールを決めないとケガをする可能性がある」とバッサリ。さらに岡崎のコメントにも「譲ってもらったゴールが成長につながるとは思えない。そこは自分で決めてもよかった」と否定的な見解だった。

 そんななか、ハリルジャパンは16日に初の公式戦となるW杯予選を戦う。得失点差も重要なため、同様の場面では確実に決めることが求められそうだ。岡崎はブログで「どんな試合でも油断はダメ。全力でやるならあそこは押し込んで決めていればリスクもなかった」と反省している。

 代表通算43得点という屈指のストライカーだからこそ、話題になった面もあるが、ハリルジャパンは6大会連続のW杯出場に向け一瞬の隙も見せずに勝ち進む。