武田氏「ハリルの“欧州組偏重”に疑問」

2015年06月11日 10時00分

ハリルホジッチ監督はどんなビジョンを描いているのか

【武田修宏の直言!!】

 

 ロシアW杯アジア2次予選に臨む日本代表に国内組が合流し、本格始動したね。FW武藤やFW宇佐美ら若い選手も出てきて、ハリルホジッチ監督がエースのFW本田やMF香川ら主力組とどういうふうに融合させていくのか。非常に楽しみにしている。

 

 とにかくいい戦いを見せてほしいけど、気になっているのは、欧州クラブ所属であまり試合に出ていない選手が代表に選出されていることだね。ハリルホジッチ監督は欧州組の代表入りについて「試合に出ていること」を条件としていたし、国内でも活躍している選手がいたから今回の選考は少し疑問かな。

 

 実際、元日本代表FW大久保嘉人(33=川崎)も、選考を「フェアじゃない」とコメントしていたけど、気持ちは痛いほど分かる。国内でしっかりと結果を出しているのに、ほとんど試合に出ていない欧州組よりも“格下”と見られていたことは、かなりショックじゃないかな。

 

 もちろんハリルホジッチ監督なりの考え方があるし、欧州でプレーしている選手も厳しい環境で日々成長していると思うので、選考を全否定するつもりはない。だけど、ロシアW杯に向けて国内外の選手評価や世代交代について、どんなビジョンを描いているのか。そこはぜひ聞いてみたい。

 

 それと、J2大分の田坂和昭監督(43)と同水戸の柱谷哲二監督(50)が解任されたけど、2人とも長年一緒に戦ってきた仲間だし、少ない予算の中でいつも苦労していたのを知っているから、非常に残念。これまでお疲れさまでした。

 

 (元日本代表FW)

 

 ☆武田修宏:たけだ のぶひろ=1967年5月10日生まれ。静岡県出身。幼少期から「天才少年」と呼ばれたストライカー。名門・清水東(静岡)から86年に読売クラブ(現東京V)入り。ルーキーながら11得点を挙げ、リーグVに貢献し、MVPにも選出された。Jリーグ発足後はV川崎や磐田、京都、千葉などでプレー。00年には南米パラグアイのルケーニョに移籍。01年に東京Vに復帰し、同シーズンで現役引退した。Jリーグ通算は94得点。JSL時代も含めれば152得点を挙げた。87年に日本代表に選出。93年米国W杯アジア最終予選でドーハの悲劇を経験した。

 

 

 

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