バルサCL制覇の原動力はネイマールの変身

2015年06月08日 16時00分

 欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝(6日=日本時間7日、ドイツ・ベルリン)で、バルセロナ(スペイン)が3―1でユベントス(イタリア)に勝利し、4季ぶり5度目の欧州制覇を果たした。昨季無冠だったバルセロナは国内リーグ、国王杯と合わせ3冠を達成。その原動力はブラジル代表FWネイマール(23)の“変身”にあった。

 

 通算5度目のビッグイヤーを掲げたバルセロナの戦いは圧巻だった。特に攻撃陣はエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(27)とネイマールに加えて、今季加入したウルグアイ代表FWルイス・スアレス(28)の南米トリオが大爆発。公式戦60試合で合計122得点と驚異的なゴールを記録した。

 

 なかでも、この日、ダメ押しとなる3点目を決めたネイマールは、メッシとFWクリスチアーノ・ロナウド(30=レアル・マドリード)に並ぶ10ゴールでCL得点王を獲得。国王杯では6試合7点、リーグ戦は昨季9点から22点にまで伸ばす大きな成長を見せ、3冠獲得に貢献したが、これは肉体改造の成果だ。

 

 2013年夏にサントス(ブラジル)から加入したネイマールはフィジカルの弱さが課題として指摘されてきた。そこで欧州の激しい当たりに耐えられる肉体の強化に取り組み、今季開幕前に、筋肉だけで4.5キロも増強。体重は63キロから68キロにアップした。また13年11月から専属の料理人と契約。1日5回取る食事の栄養管理を任せて体を鍛え上げた。

 

 ネイマールは地元メディアに「胸の筋肉に重点を置いてトレーニングをしてきた。見せるためではなく、今後の試合に耐えられるためにね」。改善はクラブ側からの指令でもあったが、世界トップ級のテクニックとスピードに磨きをかけたうえで、強靱な肉体を手に入れたことで、今季のゴール量産につなげたのだ。

 

 ブラジル時代にリベルタドーレス杯で優勝しており、南米と欧州を制覇した8人目の選手となったネイマールは、12月に日本で開催されるクラブW杯でも、真価を発揮しそうだ。