ハリル監督 川島&酒井高徳のパフォーマンス次第で求心力低下も

2015年06月04日 10時00分

選手の前でドリブルを披露するハリルホジッチ監督

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)の求心力低下が懸念されている。指揮官は厳格な姿勢で選手たちに高いパフォーマンスを求め、海外組にも所属クラブでのレギュラーを厳命。代表招集の条件にしている。ところが、国際親善試合イラク戦(11日、横浜)とロシアW杯アジア2次予選シンガポール戦(16日、埼玉)に向けた代表メンバーには、クラブで出場機会に恵まれていないGK川島永嗣(32=スタンダール)とDF酒井高徳(24=シュツットガルト)が入ったのだ。

 

 当該ポジションにこの2人以上の選手がいなかったから…というが、あるJクラブの強化担当者は「選手に(クラブでの)レギュラーと言っておきながら、こういう選び方をしたらおもしろく思わない選手もいるだろう。それに彼らが試合で起用され、コンディションが悪かったら『何で選んだの?』ってなってしまう」。この指摘通りになったとしたら、日本代表監督に就任してからライブと映像合わせ日本人選手が出場した522試合を見て決めたという“眼力”にも疑いがかかる。

 

 もちろん川島と酒井高は指揮官をそんな状況に陥らせないためにも、代表合宿前から準備を進めてきた。川島は「(クラブで)試合に出られなくてもやれることはやってきて、代表に向けてコンディションをつくってきた。それをピッチ上で示していかないといけない」。酒井高も「代表があるのは知っていたし(クラブで試合に出場できなくても)入った時にできる準備はしてきた」と語るが…。

 

 ハリルホジッチ監督はこのまま威厳を保てるのか。それは2人のパフォーマンス次第と言っても過言ではない。