なでしこW杯連覇へ佐々木監督“小細工なし”

2015年06月02日 16時00分

日本航空の職員から花束を受けとる佐々木監督

 6日(日本時間7日)に開幕するカナダ女子W杯で2連覇を目指すなでしこジャパンは1日、国内での強化合宿を打ち上げ、決戦地に向けて成田空港から出発した。

 

 いよいよ“王座防衛”に臨む佐々木則夫監督(57)はある決意を明かした。「今回は戦略うんぬんというのはまったくない。とにかく勝つだけ。(1次リーグ)1位でいく。それがすべて。この前みたいに『ノリオ、またやったな』というのはないからね」

 

 指揮官が言う「この前」というのは、2012年のロンドン五輪。1勝1分けで迎えた1次リーグ第3戦の南アフリカ戦、決勝トーナメントの対戦相手や移動負担を考慮し、引き分けで2位狙いという戦略を立てた。結果は0―0で思惑通りに2位通過を決めたが、外国メディアから「消極的な戦いに失望」と批判され、イレブンにも動揺が広がった。

 

 だが、日本が入ったW杯1次リーグC組はスイス、カメルーン、エクアドルといずれも格下ばかり。しかも1位突破国だけが決勝トーナメント以降の対戦相手や日程、移動の面で恩恵にあずかれるため、余計な戦略は不要。勝利だけを追求すればいい。1次リーグ3試合と決勝戦までのトーナメント4試合を合わせた計7戦全勝がチームの合言葉だ。

 

 大黒柱のMF澤穂希(36=INAC神戸)も「今回はチャンピオンとして臨む大会だけど、自分たちはやるだけ」と力を込めた。小細工なしでひたむきに勝利を目指す――。なでしこのコンセプトは単純明快だ。