日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が1日、国際サッカー連盟(FIFA)の汚職スキャンダルに“喝”だ。

 世界中を震撼させているFIFA幹部らの大量逮捕について「よく耳にしている。彼らのこともここ数年知っている。正直者でない者も世界にはいる。フットボールに関するものなので、本当にそういった者は排除していただきたい」と強い口調で訴えた。

 この日、代表メンバーを発表。注目の選考は、今回もハリル色を前面に打ち出した。“新戦力”に大きな期待を寄せ、海外組から久しぶりの代表復帰を果たした原口元気(24=ヘルタ)について「最近試合に長い時間出ている。左でも右でもプレーでき、テクニックも高く能力もある。いろんなゾーンで活躍できる」と攻撃陣を活性化させる存在と評価した。

 また谷口彰悟(23=川崎)はバックアップメンバーや5月の国内組合宿には参加経験があるが、公式戦に臨むメンバーとしては初選出。「ボールを奪う能力がある。日本代表にはパワーが足りないので彼が必要だ。代表に何かをもたらしてくれる」と将来の代表を背負って立つポテンシャルがあると絶賛した。